今年、何度この景色を見ただろうか。
カウントしてみたら、82回目の離陸。
空港の滑走路に沈む夕陽が、今日も静かに見送ってくれる。
いつの間にか、気圧変化で耳が痛くなることにも慣れていた。
十数年、こうして雲の上を飛び続けている。
全国、いや時にはもっと遠くへも。
歌を届けるために飛び回る旅の中で、
感じるのは「世界は広い」というシンプルな事実。
人の数だけ、物語があって、
その想いを乗せて、飛行機は街と街を繋いでくれる。
空の上から見る景色はいつも新しくて、
それでもどこか、懐かしい。
今日もまた、空へ。