ライブが終わって、新宿の雑踏を抜ける。
ふと見上げたら、高架の向こうにオレンジの残り火。
電車の窓ガラスに映る景色と、行き交う人々の足早なリズムが、まるで夕暮れのイントロみたいだ。
昔は、こんな都会の夕焼けを「せわしないな」と思ってたけど、今はちょっと違う。
誰かの帰り道を、優しく照らしているような気がする。
それにしても、電車が来るたびに風が吹く。
まるで「さぁ次のステージへ行けよ」と言われてるみたいだ。
よし、じゃあもう一曲、作ってみるか。